Placeholder canvas
Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Post Type Selectors
Search in posts
Search in pages

Go Home

成長の限界 人類の選択 (Limits to Growth: The 30 Year Update) Japanese

$1320

Description

By デニス・メドウズ (著), ヨルゲン・ランダース  (著), 枝廣 淳子  (翻訳) 「環境問題」と聞いて、あなたは……? 「問題や悩みがあるところにこそ、チャンスがあるもの。環境問題は史上最大のビジネスチャンスだ!」と腕まくりする人もいるでしょう。 「美しい地球を未来に残したかったのに、こんなに川も空気も汚れ、温暖化は進み、もうだめなのかもしれない」と、絶望的な悲しみに押しつぶされそうな人もいるかもしれません。 「温暖化だ、オゾン層の破壊だと、科学者やNGOやマスコミのでっち上げにすぎない。今日の地球は何の問題もなく、経済活動だって盛んじゃないか。環境問題なんて存在しない」と、信じていない人もいるでしょう。 しかし、多くの人は「洪水や台風、異常気象が増えているし、何となくおかしい気がする。これが環境問題なのか、よくわからないけど……」と不安に思ったり、「未来の世代のために、何かしなくてはいけないと思う。でも、何をどう考えたらいいのだろう? 自分に何ができるのだろう?」ととまどったりしているのではないでしょうか。 本書は、「地球の環境問題」にしっかり目を見開いている人、薄目でこわごわのぞこうかどうしようかと迷っている人、そして、目をそむけている人に向けても書かれたものです。 悲観的になっている人には、「まだ間に合う。私たちの前にあるのは、運命の決まっている暗い未来ではなく、選択なのだ」というメッセージが届くでしょう。 環境問題の存在を認めようとしない人には、否定しようのないデータとその傾向の構造がわかります。「よくわからないけど不安だ」という人には、「実際に、何がおかしいのか、そしてそれはなぜなのか(ついでに、それはあなたが悪いわけではないということ)」がわかります。 「問題に対する考え方や自分がすべきことがわからない」という人には、「問題を大きく全体像とその構造(システム)という考え方でとらえること、そして、その際に個人としてどのようなスタンスや方法を使えばよいのか」がわかります。 環境問題を、あなた自身の問題として考える、その背中を押してくれる本なのです。 本書は、一九七二年に出版された『成長の限界』 と一九九二年の『限界を超えて』につづく、同じ著者によるシリーズ第三弾となります。約三〇年前に著者らは、先見の明のある著名な実業家や政治家、科学者からなるローマ・クラブから、「現在の政策は、持続可能な将来につながっているのだろうか? それとも崩壊につながっているのか? すべての人に十分なものを提供する人間らしい経済をつくり出すために、どうしたらよいのか?」という問題の研究を委託され、システム・ダイナミクス理論とコンピュータによるモデリングを用いて、世界の人口と物質経済の成長の長期的な原因と結果を分析しました。 地球の状態を三〇年以上にわたって見つめ続け、一〇年ごとに緻密な分析に基づいた地球再生への提案を続けるというのは、すごいことではないでしょうか。環境問題は原因が生じて問題が表面化するまで、時間的な遅れが発生することが多く、とくに長期的な視点が必要な分野です。三〇年前のシミュレーションと、実際の世界の状況がどう展開したかをつきあわせ、そこからさらに未来のシミュレーションを展開する本書は、冷静な研究者の分析と、人間としての祈りにも近い熱い思いとがあいまって、一気呵成に読ませる迫力を持っています。 著者は本書で「二一世紀に実際に何が起こるかという予測をするために本書を書いたのではない。二一世紀がどのように展開しうるか、一〇通りの絵を示しているのだ。そうすることで、読者が学び、振り返り、自分自身の選択をしてほしい、と願っている」と述べています。 The System Dynamics Society will receive affiliate compensation if you purchase this book using the link to Amazon.

Leave a Reply